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2012年11月20日火曜日

eBookJapanが電子書籍お助けサービス


~安心、継続して電子書籍を~ eBookJapanが「電子書籍お助けサービス」を開設 「Raboo」ユーザーの電子書籍の継続利用をサポート

http://sankei.jp.msn.com/economy/news/121105/prl12110515080053-n1.htm


要約すると「Raboo」ユーザーで本買ってた人は買った分eBookポイントで還元しますよ。
但し、5,000円までね。しかも申し込みに期限がありますよ。と、いうことみたいです。

取り組みは非常にいいと思います。
ユーザーとeBookJapanともにメリットありますしね。
確か、楽天からもポイントの還元あったはずなので数冊買っただけの人はお得感満載です。

eBookJapanにしても販促費5,000円でアクティブユーザー取り込めるのでいいこと考えたなという感じです。
電子書籍はデータなんですでにコンテンツあれば後は、著作料だけですしね。

でも、ここで考えたいのは5,000円の上限が正しいのか?
たぶん問題は2つあると思います。


1つ目は、ユーザーの購入代金は、5,000円をどれぐらい大きく上回っていたのか?
数万円使っていた人にとって戻ってくるのはうれしいですが、たぶん焼け石に水なんじゃないかな。と。
そういう意味で「電子書籍お助けサービス」と偉そうな名前つけたわりに販促だよね?と思われてしまうところがちょっと痛いです。ちゃんとしたビジネス書なら3冊も買えば5,000円超えますし。
私は、「Raboo」ユーザーじゃないので詳しくわかりませんが、本の価格って固定?どうやって購入金額出すのかちょっと興味深いです。


2つ目は、5,000円のポイントもらってこれを機会に本当にeBookJapanを使い続けていくのか?
思うに電子書籍のサービス利用に関して、液晶汎用端末の普及でアプリが制約を吸収するため、ハードの選択は配信サービス選択の条件になりえなくなったと思っています。これは逆のことが言えて、配信サービスの品揃えでハードが選択されることもなくなったと言えます。

つまり、配信サービス品揃えってもう必須条件じゃないです。売ってるところで買って、iPadで読むが正しい選択で、同じ本を同じ価格で売るならビュアーの性能の勝負で、それ以外なら価格でしか競争出来ません。もしくは、本以外のサービス、楽天のポイント共通化とか。
たとえば、他の配信サービスが扱わないようなマニアック本を独自に出すとかありますが、フォーマットも統一していく現状、ここでも差別化難しいかも知れません。

あまりバラバラのストア(配信サービス)で買うのも管理がめんどくさいので、ある程度は絞られると思いますが、囲い込みは数年前に比べ、格段に難しくなってきてるんじゃないでしょうか。
そういう意味で、5,000円の販促費は適切か疑問が残ります。
もし、この5,000円が販促費として適切なら他のストア(配信サービス)でもやってると思うのですが、現状見るところやっぱり高すぎるんだと思います。
特に、現在の電子書籍ユーザーってinnovatorかEarly Adopterなので販促費掛けなくても使ってくれるというのはあるんでしょうが。


本当に必要とされるのは、ポイントの還元ではなく、どこかのストアがつぶれたら購入した本をどこかのストアに移せる仕組みじゃないでしょうか。
各ストアの品揃えもバラバラで楽天にいたっては新しいサービス始めているという思惑もあって、現状これが出来る最大の方法なんでしょうが助けられた気がしないのが残念です。

解決する方法として中古流通とか色々思いつきますが、この話はまたの機会に。


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